「チョコレートって何歳になったら食べさせていいの？」「まだ小さいのに兄弟の影響でチョコを食べたがって困っています」
おいしくて手軽なおやつなだけにお子様の目に触れる回数も多く、興味を持たれてしまいがちなチョコレート。
しかし、虫歯やカフェイン、依存性など気になる点も多く、「まだ早い？」「何個まで大丈夫？」と判断に迷いますよね。
そこで今回は、子どもがチョコを食べても良い年齢の目安や、食べる際の注意ポイント、おすすめのチョコレートをわかりやすく解説します。
お子様待望の“チョコデビュー”を無事に迎えるために、パパ・ママに知ってほしい内容をまとめました。
チョコレートは何歳から食べていいの？
「子どもにチョコをあげていいのは何歳から？」子供が初めて食べるものは特に気になってしまいますよね。
チョコレートは甘くて子供に人気な一方で、砂糖・カフェイン・添加物などが含まれるため注意が必要です。
ここでは、一般的なチョコレートの対象年齢を、理由とともにわかりやすく解説します。
1歳未満はチョコNG
1歳未満の赤ちゃんの消化器官はまだまだ発達途中。
大人がすんなり分解できるカフェインや砂糖、脂質は赤ちゃんにとって大きな負担になってしまいます。
また、チョコに含まれるカカオ・乳製品・ナッツなどはお子様によってはアレルギー反応が出てしまうことも。
チョコレートは虫歯の原因にもなりやすい食品ですし、1歳未満は「控えるべき時期」だと言えるでしょう。
実はWHOや日本小児歯科学会はさらに慎重派で、砂糖入りお菓子の摂取は2歳未満では避けるべきだと名言しています。
チョコデビューは1歳半〜2歳がおすすめ
当店のショコラティエによると、チョコレートデビューは離乳食が終わった1歳半～2歳ごろがおすすめです。
なぜなら、消化器官が未熟な時期はチョコレートに含まれている脂肪分が刺激になってしまうからです。
チョコレートの3〜5割程度が脂肪分に分類されますので、たくさん食べると肝臓に負担がかかり、蕁麻疹につながる恐れもあります。
どうしても与える場合は、チョコの割合が少ないチョコ菓子（ビスケットやケーキなど）を少量から始めるようにしましょう。
一般的に離乳食が終わる頃には消化機能が発達してきて、消化や分解も問題なくできるようになります。
そのため、このタイミングでチョコレートの本デビューをすることをおすすめします。
チョコレートデビューは、まずは板チョコ1かけら（5g程度）からスタートしてみてはいかがでしょうか。
何歳でも少量を意識
お子様は年齢を問わず、「少量&頻度を守る」ことを意識しましょう。
いくら消化器官的に問題ないとはいえ、糖分や脂質の摂りすぎは肥満や生活習慣病のリスクにもつながります。
大人であったとしても、おやつの摂取カロリーの目安は「1日に必要な総エネルギー量の約10%程度」が目安とされています。
子供であればもっと少なくなるので、おやつは「時々&少しずつ」が理想です。
「子ども×チョコ」の注意点
甘いものはたくさん食べたくなってしまうからこそ、ちょっとした工夫と意識が大切です。
食べ方やタイミングを間違えると、虫歯や健康へのリスクが高まってしまいます。
このセクションでは、保護者が知っておきたいチョコのリスクと、それに対する予防・対処法をまとめました。
虫歯リスク
チョコレートは歯にくっつきやすいことに加え、虫歯の原因菌が好む糖質が豊富です。
中でもキャラメル系やソフトタイプは歯に残りやすいので虫歯リスクは高まります。
意外にも、固形チョコやコーティングされたものの方が歯に残りにくかったりもします。
チョコレート選びも大切です。
さらに、寝る前にチョコを食べるのは虫歯リスクが高いので、夜は避けることが賢明です。
どうしても寝る前に食べたいと子供が言う場合は、直後に歯磨きすること約束してから食べる許可を出しましょう。
そして、お子様が食べた後は水やお茶で口をゆすいだり、すぐに歯磨きすることを習慣づけることが大切です。
カフェイン・糖分による影響
チョコの原料であるカカオには微量のカフェインが含まれており、まれに眠れない・興奮するといった症状が出る場合があります。
子どもは体が小さくカフェインに敏感なため、夜や夕方遅くの摂取は避けるのがベターです。
また、糖分のとりすぎは肥満や生活習慣病リスクの一因になってしまいます。
とくに毎日食べたがる場合は依存状態になっていることも。
他の子よりも明らかに欲しがる場合は注意が必要です。
味覚形成と食習慣への影響
幼児期は味覚を形成する大事な時期。
濃い味や強い甘さに慣れてしまうと、栄養素となる野菜やナチュラルな味を嫌がる傾向も出てきます。
「何かのごほうび」や「特別なイベントのときにだけ」など、あくまで“非日常”として楽しんでもらうことが良いでしょう。
保護者がチョコをおいしそうに食べる姿を見て、子どもも食べてみたいと興味を持つことが多いため、大人の食べ方も大切です。
子供の前では節度ある食べ方を心掛けましょう。
チョコ選びのポイント
「チョコをあげてもいい年齢だけど、どれを選べば安心？」といったお悩みにお応えするため、ここでは子どもが食べられるチョコの選び方の基準や、おすすめのタイプをわかりやすくご紹介します。
成分表示や量の目安を知ることで、子供のおやつタイムがもっと安心・安全に楽しめます。
カカオ成分・糖質量・添加物のチェック
まずはカフェインについてです。
一般的なチョコはカカオ含有量が高いほど苦味・カフェインが強まる傾向にあります。
そのため、幼児にはミルクチョコやキッズ向けチョコ菓子がおすすめです。
次に糖質についてです。
食べさせるか迷っているチョコレートの砂糖や人工甘味料の量確認し、なるべく甘さ控えめのものを選ぶようにしましょう。
さらに、人工甘味料ではなく自然で無添加のチョコレートであればなお良いでしょう。
添加物に関しては香料・着色料・乳化剤といった添加物が多すぎないかもチェックポイントです。
成分表示に「キシリトール」など虫歯予防効果のある成分が入っている場合はプラス要素にもなりますね。
【1～3歳向け】おすすめチョコレート
市販の「幼児向けチョコレート（ベビー菓子コーナーにある製品など）」は、カフェインや糖分が控えめに作られているものが多くて安心感があります。
たとえば「〇歳からOK」と具体的に表示されているものや、管理栄養士監修のおやつは信頼度が高いことが多いです。
チョコ味のパウンドケーキやチョコレートでコーティングされたお菓子など、「完全なチョコではないがチョコレート風味を楽しめる」ものもおすすめ。
チョコの代替おやつの例
「まだチョコは早いかな…」と判断された場合の代替お菓子もご紹介。
例
- ココア（無糖）
- キャロブパウダー（チョコに似た風味でカフェインフリー）
バナナや豆乳を使って手作りスイーツを作れば栄養的にも安心で、子供も喜ぶので間違いないでしょう。
こうした代用品は、子供がチョコを食べたいと言った時の対処法にもなり、チョコ味に慣れるステップとしても活用できます。
子どもとチョコに関するよくある質問
いざ実際にチョコレートを与えようというタイミングになると、「ホワイトチョコは大丈夫？」「食べ過ぎたときは？」「夜は控えたほうがいいの？」など、細かな不安も出てくるものです
ここでは保護者が気になるリアルな疑問にQ&A形式でわかりやすく解説します。
【まとめ】子どもにチョコを与えるときの心得
チョコレートは甘くておいしくて、子どもにとって魅力的なおやつです。
年齢に合わせてチョコレートを楽しむために、パパ・ママに必要な心得を伝授いたします。
親として覚えておきたい“チョコとの上手なつきあい方”をチェックしてくださいね。
年齢別に無理なく進めよう
チョコレートは1歳半〜3歳ごろを目安に。
もっともおすすめなのは3歳ごろのデビューです。
少量から始めるのがポイント。
1歳未満の赤ちゃんにはNG、2歳ごろからはチョコ菓子の選び方や与え方に注意しながら、チョコデビューをしても良いでしょう。
食べ方・選び方を工夫して
虫歯やのリスクを防ぐためには、夜は食べないようにすることや歯磨き習慣の徹底が大切です。
チョコを選ぶときは、糖分・添加物をチェックし、キッズ向け製品や甘さ控えめのものを選ぶのが安心。
「チョコの代替おやつ」や「ココア風味おやつ」を手作りするのも楽しめます。
カフェイン少な目のチョコを選ぶ
はじめてのチョコを選ぶなら、カフェインが少な目のチョコがおすすめです。
たとえば当社のカフェインが少ないチョコレートでは「ブラン」「タブレットホワイト」があります。
カフェイン控えめ・添加物も限りなく不使用のチョコレート品質にこだわった2種類です。
小さなお子さまにも安心してチョコのおいしさを届けてまいります。
