
「バレンタインの本命チョコをかわいく手作りしたい」「ちょっとしたギフトに、気の利いたスイーツを贈りたい」——
そんな時に役立つのが、チョコレート型(モールド)。
溶かしたチョコを型に流して冷やすだけで、お店のような見た目のチョコが簡単に作れる便利グッズです。
でも、いざ買おうとすると「どのメーカーを選べばいいの?」「モールドの素材って使いやすさに影響あるの?」と悩んでしまいますよね。
この記事では、チョコ型の種類や選び方のコツ、初心者の失敗あるあるやQ&Aまで、初心者さんでも楽しくチョコ作りができるように有益な情報をまるっとご紹介します。
忙しくても、自分らしく“かわいい”を形にしたい。
そんなあなたのチョコレート作りを、今日からもっとワクワクさせるお手伝いをします。
チョコレート型とは?どんな時に使うの?

市販チョコとは違う「手作りならではの魅力」
チョコレート型は、溶かしたチョコを好きな形に固めるための型(モールド)です。
市販の板チョコや一口サイズのチョコとは違い、自分で選んだ形・材料・トッピングで作れるため、自分だけの「カスタムチョコレート」が楽しめます。
たとえば、弊社のチョコではキラキラしたハート型で作ったキュートな「ピンクローズ」があったり、モールドを組み合わせてイチゴの形にした「あまおう」があります。形を工夫するだけで、ぐっとオリジナリティが上がり、贈る相手にも喜んでもらいやすくやすくなったり、気持ちを伝えやすかったりします。
また、テンパリング(温度調整)をすれば、市販チョコのようにつややかでパリッとした仕上がりになるのも魅力。
見た目にもこだわりたい方には、特におすすめのアイテムです。
【テンパリングに関する記事はこちら】
バレンタイン・ギフト・お菓子作りにぴったり
チョコレート型が活躍するのは、なんといっても2月のバレンタインやプレゼントのシーン。
- バレンタインやホワイトデー
→ ハート型で気持ちを伝える - クリスマスや誕生日
→ 星形・ツリー・数字型で華やかに - 子ども向けイベントや学校行事
→ 動物・キャラクター型で盛り上がる - ちょっとした手土産やお礼
→ マーブル模様やカラフルなチョコで上級者っぽく
特別な日だけでなく、「ちょっと甘いものが食べたいな」という日にも、冷蔵庫に型チョコがあると便利ですよね。
少し多めに作って、ラッピングしておくと急なお礼やギフトにも便利です。
チョコだけじゃない!型の活用アイデアも
実は、チョコレート型は応用範囲も広いんです。
たとえば、
- フルーツゼリーやグミの型に
- チーズケーキのトッピング用の飾りに
- アイスキューブに
- 冷凍コーヒーや冷凍ヨーグルトの型に
- バターやコンソメキューブをかわいく固める
見た目が可愛いだけでなく、「上手に見える」演出アイテムとしても活躍してくれます。
【まとめ】チョコ型は“おいしい+かわいい”を叶える魔法の道具
型を使えば、不器用さんでも簡単にできちゃうのがモールドのありがたいポイント。
材料も手順もシンプルなのに、「上級者感」が出せちゃいます。
これからバレンタインやちょっとしたギフトを考えている方は、ぜひ一つお気に入りの型を手に入れて、“わたしらしいオリジナルチョコ作り”にチャレンジしてみてください。
【おまけ】ワトソンカッフェは型までオリジナル
ちなみにワトソンカッフェのチョコレート型は、オリジナルで作っているものがあります。
実は元々プラスチック加工からスタートした会社なので、細かいプラスチック加工は得意分野。
ということで、ワトソンカッフェオープン時に会社がオリジナル型を作ってくれました。
現在ドリンクをご注文いただいた時にプレゼントしている「ワトソンくんチョコ」や「ワトソンカッフェロゴ」のチョコレートが、弊社のオリジナル型で作ったチョコレートです。

ワトソンくんチョコの白衣には、よく見ると「WATSON」の文字が入っています。
ドリンクご注文の際は際はぜひ見てみてくださいね!
チョコレート型の種類と素材の違い

「チョコレート型が便利なのはわかったけど、実際どれを選べばいいの?」と悩む方は多いはず。
型にはいくつかの種類や素材があり、それぞれ使い勝手や仕上がりが異なります。
ここでは、主なチョコ型の種類と特徴を紹介して、目的に合ったチョコレート型選びをサポートします。
【シリコン型】初心者向け・かわいい型が豊富
やわらかく、型から外しやすい。100均にも多い。
シリコン製は柔らかくて扱いやすいのが特徴です。ねじることで型からチョコがスルッと外れやすく、初心者さんにぴったり。
また、細かいところまで洗いやすく、繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。
特にハート・くま・リボン・星など可愛いモチーフが多く、意外にも100均や通販でも手に入ります。
注意点としては、素材が柔らかいため細かいところはシャープさが出にくい場合があります。
- 初めてチョコを作る
- 子どもと一緒に楽しみたい
- 気軽に何種類も型を揃えたい
【ポリカーボネート型】プロ仕様で仕上がりがキレイ
硬質で光沢が出やすい。少し上級者向け。
ポリカーボネート型は、製菓のプロも使う型です。実はワトソンカッフェのチョコレートもポリカーボネート型を使っています。
型自体が硬いため、温度管理(テンパリング)さえできていれば驚くほどツヤツヤのチョコが仕上がるのが魅力です。
型から外すには少しコツがいりますが、コツさえ掴めば高級感のある見た目に仕上がりますよ。
ジュエリー型やボンボンショコラ風など、大人向けの美しいデザインもポリカーボネートが多い傾向にあります。
- 本格的な見た目を目指したい
- バレンタインなどで「ちゃんと感」を出したい
- テンパリングができる、またはチャレンジしたい
【金属型・トレー型】変わり種&上級者向け
耐久性が高い。仕上がりもくっきり。数は少ないかも。
金属製の型(ステンレスやアルミなど)は、古くから使われている伝統的なタイプです。
熱伝導がよく、細かい模様までシャープに仕上がるため、上級者や職人向けです。
ただし、その熱伝導の良さから、チョコがくっつきやすい・外しにくいことも。
また最近では金属型は少数派になりつつあり、トレー型(シート型)として使われるケースもあります。
- 高精度な仕上がりにこだわりたい
- 金属の調理器具が好き/使い慣れている
- 他の素材では満足できなくなってきた方
選び方のポイント3つ(形状・素材・サイズ)
型を選ぶ際に意識したいポイントは3つあります。
- どんなチョコを作りたい?(形・モチーフ)
→ ギフト用?子どもと遊ぶ用?イベント用?目的から選ぶ良いでしょう。 - 素材で仕上がりも変わる
→ つやつや・シャープな仕上がりならポリカ型、気軽に楽しむならシリコン型。 - 大きさ・個数も重要!
→ 1粒のサイズや一度に作れる個数もチェックしておきましょう。
迷ったら「シリコン型」からがおすすめ!
はじめて型から作るなら、まずは手軽なシリコン型からスタートするのがおすすめです。
何度か使って好みの仕上がりや使いやすさが分かってきたら、ポリカ型や金属型にも挑戦してみましょう!
チョコレート型の使い方|きれいに仕上げるコツ

「チョコレート型を買ってみたけど、なんだか上手くいかない…」 そんな経験はありませんか?
ここでは、初心者でも失敗しにくいチョコ型の基本の使い方と、きれいに仕上げるためのコツをわかりやすくご紹介します。
1. チョコを溶かす温度管理(テンパリングの基本)
きれいなツヤとパリッとした食感のチョコに仕上げるには、テンパリング(温度調整)がとても重要です。
チョコレートのカカオバターを安定化させるための加熱・冷却工程のこと。
これをきちんと行うと、つややかで型離れがよく、口どけのよいチョコに。
テンパリング温度の目安
種類 | 溶かす温度 | 冷ます温度 | 作業する温度 |
---|---|---|---|
ビター | 45〜50℃ | 28℃ | 30〜32.5℃ |
ミルク | 43〜45℃ | 27℃ | 29〜30.5℃ |
ルビー | 45℃ | 27℃ | 32℃ |
ホワイト | 43℃ | 26℃ | 28〜29.5℃ |
キッチン用温度計があると安心です。 (おすすめの温度計はこちら)
面倒な場合は、テンパリング不要のコーティングチョコを使うのも手軽でおすすめです。
2. 型に流し込む時のポイント(気泡防止・均一に入れる)
テンパリングしたチョコは、すぐに型に流し込みましょう。
時間が経つと固まり始めてしまうので、スピードが大切です。
- 型を軽くトントンと台に打ちつける
- 流し込んだ後に爪楊枝で表面をならす
- 深さのある型はスプーンや絞り袋で丁寧に注ぐ
空気が入ると気泡になって、仕上がりに穴があいたり、割れやすくなってしまいますので丁寧に行いましょう。
3. 冷やし固めて外すまでの注意点
型に注ぎ終わったらあとは冷やすだけ!と思いがちですが、綺麗でツヤっとしたチョコレートを完成させるにはまだいくつか注意点があります。
冷やしてかためるときと型から外すときのコツをお伝えします。
- 冷蔵庫で20〜30分ほど冷やすのが基本
- 冷凍庫は時短になるけど、白くなりやすい(ブルーム現象)ので注意
- 型の下にまな板やトレーを敷いておくと移動もラク
- シリコン型は裏側を軽く押して取り出す
→ なかなか出ない時だけ引っ張ってOK - ポリカ型は逆さにしてトントンと軽くたたく
- 無理に掻き出したりせず、自然に外れるタイミングを待ちましょう
4. うまく外れない・曇る時の対処法
「せっかく作ったのに、型にくっついて割れた…」 「なんか白く曇ってる」
そんなときは、以下をチェックしてみてくださいね。
よくある原因
- テンパリングが不十分だった
- 十分に冷やされていない
- 型が水気や油分で汚れている
対処法
- 型をしっかり乾燥・冷却してから使う
→ 型を使う前に乾いた布で磨くと光沢が出やすい(特にポリカ型) - 冷蔵庫で10分ほど追加で冷やす
- テンパリングの方法を見直す
ワンポイントアドバイス
初めから何もかも上手くできる人はいません。
プロになる人も少しずつ上手くなっていくので、ゆっくりとコツを掴んでいきましょうね。
- まずは簡単な型で練習してみる(ハート型や丸型など)
- 2〜3個ずつ小分けで作ると失敗しにくい
- 室温・湿度が高い日は避ける(夏は特に注意)
【まとめ】コツをおさえれば初心者でもプロ級の仕上がりに
チョコ型を使ったお菓子作りは、基本さえ押さえればぐっと簡単にできます。
上記のポイントを意識するだけで、「えっ!これ自分で作ったの?!すごい!」と驚かれること間違いなしです!
次は、「どんな型を選べばいいの?」とお悩みの方のために、シーン別おすすめチョコ型をご紹介します。
【シーン別】おすすめチョコ型まとめ

「チョコ型っていろいろありすぎ」「結局どれを選べばいいの?」
そんなお悩みに応えるべく、ここではイベントなどのシーン別におすすめのチョコレート型をご紹介します。
「自分用」「お子さま用」「プレゼント用」など、作りたいシーンから型を選べば、失敗しにくくなり、より満足感の高い仕上がりになりますよ。
バレンタイン・ホワイトデーに
バレンタインやホワイトデーは気持ちが伝わるものを作りたいですよね。
ハート型は相手への気持ちを伝えるのにぴったりの型です。
宝石・リボン型などは華やかで友人や職場に持っていくとパッと明るくなること間違いなしです。
気持ちが伝わる“かわいさ”と特別感を演出しましょう
- ハート型:定番でかわいらしく、気持ちも伝わりやすい
- 宝石型(ジュエリー型):高級感たっぷり。大人っぽい印象にできます
- リボン・バラ型:とにかく華やか!ラッピングなしでもかわいい
- スティック付き型:キャンディ風で人気。模様次第でカジュアルにも
→ ポリカーボネート型を使えばプロのような仕上がりに。テンパリングできる方は特におすすめです。
子どもと作る&イベント向け
お子様とのチョコレート作りには動物やキャラクター、車などのミニサイズ型がおすすめです。
子どもが好きなものを型から一緒に選ぶことで、食べるときまで興味を持ってくれますよ。
作る楽しさを共有できる。安全性が高い。失敗しづらいものがGOOD!
- 動物型(くま・うさぎ・ねこなど):子どもに大人気
- キャラクター型:アンパンマン・すみっコぐらしなど子供が好きなものに合わせて
- ミニ型:1口サイズで食べやすく、型抜きも簡単
- シリコン型:やわらかく、外すときに安心
→ 小さめサイズなら、「溶かす→流す→固める」の流れもスムーズに。トッピングで遊ぶと親子で盛り上がれます。
大人のギフト・お礼用
ナッツ入りのものや、シンプルなスクエア型に模様やトッピングが乗っているものがおすすめです。
当店のチョコレート「ドバイ」はデザインや味ともに人に人気です。参考にしてみてくださいね。
見た目・味・質感すべてにこだわった“上品チョコ”で上級者感を。
- スクエア型・長方形型:落ち着いた印象で大人への贈り物に最適
- ナッツ・ドライフルーツ用の浅型:混ぜるだけでも美味しくなる
- ドーム型・半球型:トリュフ風にして上品に仕上がる
- 型の色は「透明」や「クリアカラー」が作業しやすくておすすめ
→ 紙のケースに入れて、リボンを巻けば市販品のような完成度に。
簡単に「センスのいい人」「お料理上手な人」と印象づけられるチョコが作れます。
自分へのご褒美
自分へのご褒美の場合は、旬の果物や、少し尖った材料に挑戦してみるのも良いでしょう。
実はワトソンカッフェの「文旦ピールチョコレート」も社長の好物から生まれたチョコレートです。
少し変わったものやチョコレートのデザインも、全て自分流にアレンジできるのでチョコ好きさんはぜひ挑戦してみてくださいね。
季節感を楽しむ。SNS映えに挑戦しても◎
- 星・雪の結晶型:冬らしさが出る
- クリスマスツリー・かぼちゃ型:季節の飾りとしても活躍
- 数字型:誕生日ケーキや記念日のお祝いに。名前プレートと組み合わせるとよりGOOD
- 食材をそのまま使ってデコレーションチョコにアレンジ
→ シリコン型や100均のイベント限定アイテムも豊富なので、 季節ごとに入れ替えるのも気分転換になっておすすめです。
忙しい人・不器用さん向け
「忙しいからパパッと良い感じに作りたい!」という方にはトレー型のものが良いでしょう。
1つの型の中にいろんなデザインが抜けるようになっていて時短できます。
板チョコ型も市販のものとは違い、上級者風に感じるので不器用さんにもおすすめです!
失敗しにくく、まとめてたくさん作れる
- 板チョコ型:流すだけで“それっぽい”見た目に
- トレー型(プレート型):1枚に複数模様がついていてラク
- チョコバー型:ナッツやクッキーを混ぜて簡単アレンジOK
【当店の板チョコラインナップはこちら】
→ 時短で大量に作りたいときにも使える方法です。手間がかからない分、ラッピングやパッケージで差をつけましょう。
【まとめ】型選びでチョコ作りの満足度が変わる!
「どんな場面で渡す?」「誰のためのチョコレート?」「どんな思いを伝える?」など、目的やシーンを思い出すと、型やラッピングは最適なものがわかると思います。
そのイメージがあるだけで型選びもさらに楽しくなりますので、作る前に1度ゆっくりと考えてみましょう。
自分のために定期的に作りたいという方は、まずは「使ってみたい」型からスタートして季節やシーンごとに新しい型を増やしていくのも、手作りの楽しみのひとつです。
【Q&A】チョコレート型の選び方のコツ
チョコ型を買おうと思っても、「種類が多すぎて選べない」「思ってたより小さかった…」なんてこと、ありませんか?
ここでは、失敗しないチョコ型選びのコツと、よくある質問をQ&A形式でまとめました。
これを読めば、自分にぴったりの型がきっと見つかります。
まずはここをチェック!型選び5つのポイント
1. 素材の種類と特徴を知る
闇雲に型を選ぶ前に、それぞれの型の特徴を知りましょう。
自分が何を選べばいいか、自然に考えがまとまってきます。
素材 | 特徴 | 向いている人・用途 |
---|---|---|
シリコン型 | やわらかく型外しが簡単。初心者向き。 | 子どもと一緒に、気軽に楽しみたい人 |
ポリカーボネート型 | プロ仕様。ツヤが出やすく美しい仕上がり。 | 本格的に挑戦したい・贈り物用に作りたい人 |
プラスチック型 | 安価で種類が豊富。軽く扱いやすい。 | お試しやイベント使いにおすすめ |
▶ 迷ったらまずはシリコン型が安心です。
2. サイズ感は“チョコ1個分”で考える
- 大きすぎる→固まるのに時間がかかる&食べづらい
- 小さすぎる→模様が出にくい&注ぐ作業が面倒に
- 最適解:1つあたり3〜4cm程度のサイズがちょうど良い
※「○○個取り」と書かれている場合、個数ではなく全体サイズも要確認しましょう。
3. 洗いやすさ・収納のしやすさも大事
- 凹凸が多すぎる型は洗いづらく、カビの原因に
- シリコン型は形を変えられるので省スペース
- ポリカ型は重なりにくいため収納時に注意が必要
→ 使用頻度が高い人は、「食洗機OKかどうか」もチェックしておくと◎。
4. 使いたいシーンで選ぶ
- バレンタイン → ハート・宝石型
- 子どもと → 動物・キャラクター型
- ギフト → 長方形・スクエア型
- イベント → 季節モチーフ型(星・ツリー・数字など)
→ 詳しくは「【シーン別】おすすめチョコ型まとめ」のセクションを参考に!
5. 型の深さとチョコの量をイメージする
深すぎる型は、うまく流し込めなかったり、固まりにくくなったりすることも。
- 初心者には浅め(1〜1.5cm程度)の型が◎
- トリュフ風や2層仕立てにするなら深めタイプもおすすめ
【Q&A】よくあるご質問
【まとめ】使いやすくて“気分が上がる型”を選ぼう
チョコ型選びで大切なのは、「使いやすさ × 仕上がりの満足度」。
素材・形・サイズに少しこだわるだけで、チョコ作りがぐんと楽しくなります。
「これで作ってみたい!」と思える型に出会えたら、
あとは思いのままに楽しむだけ。お気に入りの1枚を見つけてくださいね。